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4-4. 撮影の許可をとる

ほかに人の写真を撮るときに、やすやす君が特別に気をつけていることって何かあるの?
そうですねぇ、あとはあんまり気にせず撮ってますけど…。心がけているのは、最終的に「写真を撮ってもいいですか?」と被写体に尋ねてから撮影してるってことですね。
ふーん、それは相手に同意を得てからってことだね…。
たしかに大切なことのように思えるけど、実際は大変そうだなぁ…。なんか特別にそうしてる理由はあるの?
それは自分自身の体験からですね。今までに何回か不快に感じたことがあって…

このあと、やすやす君が旅で体験したことを話してくれました。

実は海外旅行をしていると、自分が被写体になることも多いんだとか。黒髪で目が細くてオリエンタルな日本人が珍しい場所もあるからだそうです。そこで現地の人に写真を撮られるというわけですね。

しかしそうしていざ自分が撮影されるとき、

「カメラを持った人がタタタッと近づいてきて、何も言わずにシャッターをきって、また何も言わずに逃げるように去っていく」
というシチュエーションも多く、そういう態度の人には、どうしても強い嫌悪感を抱いてしまうそうなんです…こんなふうに。

「なんて失礼な奴なんだ、何も言わずに写真だけ撮りやがって。オレは見世物じゃないぞ!」

撮影者側の気持ちはよく分かっていたはずが一転、無言で写真だけを撮って去っていくという行為を、「撮影者のシャイさ」だと受け取れず、差別や侮辱だとねじ曲げて感じてしまうことに気付きます。

失礼極まりない奴を、大声で怒鳴りつけてやりたくなったそうです。

しかしよくよく思いかえせば、自分も似たような行いをしていたことに気付いたそうです。横からならいいだろう、少し離れていればいいだろう…。その人が本当はどう感じるのかなんて、ずっと考えてこなかったことに思い当たったというのです。

トルコの女性
写真を撮るのにもマナーがある

へぇー、たしかにねぇ。そういうふうに感じる人も少なからずいるってことを、ちゃんと知っておくことが大切なわけだね。
はい、それに観光地では、観光客に写真を撮らせることによって日銭を稼ぎ、生計を立てている人も大勢いますから、要注意です。
「たかが写真でお金をとるなんて!」と憤慨するかもしれませんが、現実に彼らはそれで暮しているわけです。未然にトラブルを防ぐ意味でも、同意は必要かな…と思います。
ってことはそれが彼らの商売だとすると、勝手に写真を撮られる=商品を万引きされる、ぐらいに思うかもしれないね。
極端な言い方をすればそうですが、そこまでじゃなくても、「喉が渇いた。どうせ無料だから勝手に他人の家の水を飲む、いいでしょ」ぐらいには値するかもしれませんね。

カメラを持って旅をしている旅行者は、どう写真と向き合っていくかによって、その旅の性質自体をも大きく変えてしまいます。できるなら楽しくて勉強になる、気持ち良い旅を続けていってほしいと思います。


4.写真は思い出の結晶
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