corner1 corner2
罫線

4-3. 写真を手渡す

カメラアイコン その町でスピードプリントし、手渡す

やっぱり撮った写真は、その本人に手渡してあげたいなと思いますね。
実は旅人同士で撮った写真を、次の日にすぐ頂いたことがあって、それはスゴク嬉しかったし新鮮でした。あ、これいいな、と思った。
いいよねそういうの、インスタントカメラみたいな感覚で。メッセージを書いたりすれば、思い出にも強く残るし。
でもデジタルカメラって、外国でもプリントってできるの?
心配は全然いりませんよ。最近は世界中どんなところでもプリントできる店がありますから…。カメラを持っていけば(SDカードなどの記録メディアだけ)その場で写真として印刷してくれますよ。

もし時間とお金に余裕があるのなら、この方法もベストな選択な1つです。

その日のうちにプリントをすませ、翌日その写真を持って再訪問すれば、彼らはその日からあなたを信用できる友だちとして受け入れてくれることでしょう。
これは「旅を楽しむ」「人とのふれあい」という意味で、非常に素敵な方法だと思います。

青ポインタコミュニケーションのマナー

他にも様々な手段が思いつくかもしれません。でも1つだけ、私から守ってほしいお願いがあります。それは「できないことは約束しない」というシンプルでいて、しかしとても難しいことです。被写体から頼まれたからといって、安易に調子よく「絶対送るからね」とは返さないでほしいということです。

どのような旅をしようとそれは個人の自由です。しかし誰にも「軽い気持ちで嘘をついて人を傷つける」ことは許されていないはずですから…。

モロッコの男性
いつまでも残る出会いと写真にしよう

ある砂漠の町に滞在してるとき、歩いてきた男に突然話しかけられたことがありました。
「日本人か?俺には日本の友だちがいるんだよ」
と言って、彼は財布から自慢げに1枚の写真を取り出したんです。それはもうすりきれて手垢でボロボロになった写真でした。
でも男のその笑みから、よほど大切なものであることがうかがえます。
手にとってよく見ると、そこにはその男と肩を組んだ日本人の若者の姿がありました。裏面には日本語で「1999/5月 Hassanの家で。Thank you ありがとう 必ずまた会おう」と書いてあるんですよ……。
ふーん……感慨深い話だね……。たぶんその日本人の若者とHassanという男は、とてもいい出会いをしたんだろうね。10年越しでも友だちだって言い続けれるような……。
そのあと、若者が再びHassanを訪ねたのかは聞きそびれてしまいました。しかし彼は今でもこうして、遥か日本に友だちがいることを誇らしく思って生きているんですよ。
これを見たとき、正直ちょっと泣きそうになってしまいました……。

それがたとえ短い時間だったとしても、素敵な出会いならばお互いの心にいつまでも残ります。

「何年も時が過ぎたいつか、日本じゃないどこかで、あのとき会った誰かがあなたのことをずっと覚えていてくれる」そう考えたやすやす君の話に、私の胸もギュッと締めつけられたように熱くなりました。


4.写真は思い出の結晶
1/2/3/4/5

corner3 corner4