2-6. どうして自分を撮るのか分からない
そもそも、どうして自分を撮るのか分からない
(不信感が表情に出てしまう)
良い写真の裏には良い出会いがある…のか分かりませんが、良い出会いの裏に良い写真があるのは間違いありません。良い写真、その第一歩として、まずは被写体と友好な関係を築いてみるところから始めてみましょう。
あなたが撮ろうとしている現地の人は、自分自身のことを何ら特別に思っていません。ただ自分たちの文化・ルールにしたがって生活しているだけなのです。
たとえば複雑に編みこんだ髪の毛や、色鮮やかな民族衣装や、カフェで水パイプをくゆらす姿は、私たちにとっては特別ですが、彼らにとっては変わらぬ日常生活の1コマにすぎないのです。
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結局ぼくたち旅行者が撮りたいのは、被写体本人と同時にその背景、彼らの文化だったり、一緒に過ごした旅の思い出だったりするわけですよね。 |
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そうだね、抽象的な言いかたになるかもしれないけど…そういう日本の日常にはない、特別な世界を記録に残しておきたい、そんな想いが写真を撮るという最初の動機になるんだろうね。 |
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ただ彼らからしてみれば自分たちはあくまで「普通」なわけで、それを撮影されることに違和感を感じる。
それが悪い方に転じれば「なにか自分が不思議な生き物に思われている」「好奇の・奇異の目で見られている」というマイナスの感情を生むこともよくある、と覚えておいたほうがいいですね。 |
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ふーん、難しいところだね…【不信感】とでもいうんだろうか…。
こちらからしてみればそれは「格好良い」だったり「美しい・かわいい」っていうプラスの理由で撮りたいわけなんだけど、それが上手に伝わりにくいのかもしれないな。 |
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自分たちと違うものを撮りたくなる
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そんな【不信感】を持たれると、やっぱり良い写真になりにくいんです。なので逆に言えば、どうやってその【不信感】をぬぐっていけるか、というのが撮影のポイントになってきます。
たとえばダイスケさんならどうしますか? |
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どうするって…んー……まずは説明することだろうね、「こういう理由であなたの写真が撮りたいんです」と。不躾な好奇心じゃなくて「文化をリスペクトしてるんです」とかかな。 |
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えぇ、ぼくもそういうことだと思っています。
誰しも褒められて嫌な気持ちにはならないと思うんです。「あなたの服がとても綺麗で似合っているので、1枚撮らしてください」「水パイプは自分の国にはない素敵な文化なので、写真を撮らしてください」こんな感じです。 そのためには、最低限の現地の言葉「(すごく)カッコいい・かわいい」くらいは覚えておきたいですね。 |
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こうして自分の意図・気持ちを伝えることによって、被写体は安心するでしょうし、少し誇らしげな気持でポーズをとってくれるかもしれません。また外国人に好意を持ってくれるきっかけになるかもしれません。
とにかく思いを口に出してコミュニケーションすることが必要です。旅行者だからといって暗黙の了解はありません。
さいごに。
デジタルカメラは撮影したデータをその場でディスプレイで見ることができますね。撮影後はできるだけ被写体にそれを見せてあげたいものです。照れたりはしゃいだりするかもしれませんし、「もう一枚撮って」とせがんでくれるかもしれません。このことで親しくなれたり、友だちが増えることもよくあります。
これもまた、コミュニケーションの1つなわけです。
2.外国の人を上手に撮るには
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